Rhapsody

2005.8.28~

Rhapsody vol.29

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vol.29 2013.11.30(sat) K.Dハポン(名古屋・鶴舞)
エコエコサイクルズ/ジョセフ・アルフ・ポルカ/ニーネ(from東京)/トキノミノル
大橋裕之(似顔絵屋)


ハポンでイベントをしたのは二度目。前回もニーネ、エコエコサイクルズ、大橋裕之さんは出演していて、その時は名古屋在住の出演者は殆どいなかった。

今回はジョセフ・アルフ・ポルカとトキノミノル、若くて素晴らしい名古屋のバンドを誘うことが出来て世代を飛び越えたライブに仕立てることができた。

ようやく取れた休み、金曜から名古屋に昼の高速バスで向かう。常宿となりつつたるルートインで夕方までたっぷり休んで、得三の割礼ワンマンを観に出かけた。東京で観るのとは違って、いつもよりリラックスした割礼が面白かった。ライブが終わってチラシ配り、東京以外のライブでチラシ配りをするのは何度目か忘れたけど、同じことをしている人はほとんどいない。東京は、効果があるのか、ないのかわからないけど、ライブが終わるとチラシ配りの列ができる。この違いはなんだろう、いっつも不思議に思う。

ピーターフォークの小林くんがわざわざ会いに来てくれた。そのまま得三で飲む。小林泉美のLP持ってた。ジャケットすごく良かった。中身もきっといいに違いない。

フラつきながら宿に帰って翌朝、ちょっと街を流してあっという間に入り時間。

どうもお腹の調子が悪い。張っている感じがする。

ハポンに着いたらエコエコサイクルズのリハが始まっていた。今回は無頼庵堀内さんがアコースティックギターで入った4人編成。リハ見た時点で今日のライブの成功を確信したような、素晴らしい音。

実は昔、同じ4人編成でのライブをマンダラⅡでみたことがあって、その時はメンバーも落ち込むくらいにいまいちだった記憶だったので心配していたのだけど、比べものにならないほど、良かった。

ぞくぞくとバンドが入ってくる。ジョセフのメンバーはそれ程面識はなかったけど、みんな凛々しくて、いい顔をしてるので、安心して見ていられる。

ニーネは音の問題があってらリハがしっくりこない部分があり、ちょっと心配だった。

トキノミノルのトミーさん、新曲間に合わなかったんですーごめんなさいとわざわざ話してくれた。

ライブがはじまる。トキノミノルは20分くらいのあっという間のステージ、ハポンの空間にばっちりハマっていた。匠さんのギターはそのハコでの鳴り方とか、かなり緻密な計算がされているように感じる。いい音。

ニーネはベストリリースして以来初の名古屋。リハで心配していた問題もさすがベテランだけあってうまく聞かせていたように感じる。ブラブラマンは東京でも全然やらないので、演奏したのには驚いた。途中で大橋裕之さんボーカルで四倍ブルーを披露。しっとりしていて良かった。前回はほとんど捌けなかった物販もベストやCDRを買ってくれた方がいて嬉しかった。少しずつでも色んな人に伝わるといい。

ジョセフ・アルフ・ポルカ、35分間12曲。すごいスピード感。ファニーで、奇妙で、ゆったりとした夏っぽさ、持ち味もばっちりと発揮できていたと思う。

エコエコサイクルズはジョナサンリッチマン、アレックスチルトンとヴィックゴダードの80年代ソロ、ソウルフルなオールディーズに則った部分と山田さんの趣向(アイドルポップス等)がうまく混ざった感じが好きなんだなーと観てて思った。堀内さんのコーラスも入っているので、いつも以上に分厚いリズム隊も会場を盛り上げていた。

結果的に前回同様、多くの方が遊びに来てくれて嬉しかった。

仕事の忙しい時期の合間だと判っていながらイベントを入れたのは、爆発しそうなフラストレーションを解消したい気持ちもあったのかも知れない。

打ち上げは味仙。宿に戻ったら蕁麻疹。緊張していたんだな、やっぱり。でも、また行きたい。

場内音楽&各出演者のセットリスト
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SE1.「ものもらい」高田渡
SE2.「蛙の唄」高田渡
SE3.「生活の柄」高田渡
SE4.「You Make Me Feel So Free」Sinéad O'Connor
SE5.「blue flower」Mazzy Star
SE6.「うつろ」ミツメ
SE7.「Just a girl」The Pale Fountains
SE8.「スゥイート・チェリーパイ」北原佐和子
SE9.「逢いたい気分」早見優
SE10.「PRINCESS TIFFA」白井貴子
SE11.「闇と遊ばないで」NAV KATZE
SE12.「やさしい殺意」プリンセス・プリンセス
SE13.「She's My Yoko」Television Personalities
SE14.「Bottoming Out」Felt
SE15.「落ち葉のささやき」頭脳警察
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トキノミノル
1.ファジィ・ネーブル
2.PLAY
3.ピンクのジュース
4.
5.なでしこ
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SE16.「やけっぱちのルンバ」頭脳警察
SE17.「基地のあたりで」Niplets
SE18.「春の日」ミツメ
SE19.「BBB」その他の短編ズ
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ニーネ
1.酔っぱらっている
2.Heart Full of Soul
3.約束
4.自分のことが出来たら
5.四倍ブルー(vo.大橋裕之)
6.ブラブラマン
7.海へ
8.うつぎみDXOK
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SE20.「we are young」178
SE21.「Tally Ho!」The Clean
SE22.「Like Dylan In The Movies」Belle & Sebastian
SE23.「頭の輪のあるいいヤツ」カステラ
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ジョセフ・アルフ・ポルカ
1.虫のしらせ
2.ステップを踏んで
3.海岸線
4.フライングマンのテーマ
5.ゴーストタウン
6.ティーンエイジモンスター
7.かわいいねこ
8.ラジオ
9.街の灯
10.ボロの靴
11.新曲
12.7月は夏
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SE24.「Sick And Tired」Alex Chilton
SE25.「Adult Books(demo)」X
SE26.「涙のハイウェイ」シーナ&ザ・ロケッツ
SE27.「CASE OF INSANITY(LIVE)」THE ROOSTERS
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エコエコサイクルズ
1.ホープスター
2.プー
3.その後のスケッチ
4.荒れ地
5.トミカ
6.フォーレバーチェンジ
7.トヨタ
8.同情されたい
ec.恋をしたなら
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SE28.「pump it up」Elvis Costello
SE29.「青い花」Blankey Jet City
SE30.「俺らいちぬけた」岡林信康
SE31.「もうすぐ朝が来ますよ」ジーシーズ
SE32.「人間の屑」ネクラポップ

Rhapsody vol.28

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vol.28 2013.08.03(sat) 南池袋ミュージック・オルグ
danro(from福岡)/pocopen(sakana)/トキノミノル(from名古屋)/ミックスナッツハウス/ピーターフォーク(closing act,from名古屋)

今回の5組は2013年にライブを見たり、出会った人だったり。
danroはミワサチコさんとミー愛さしみなどで叩いていたDJ DRGNさんのデュオ。1月に福岡のでベロンベロンに酔ったミワさんが力尽きそうになりながら紙袋を手渡してくれた。なかにはdanroとソロ最新のCD-R。家に帰って聞いたらとてもよかったのですぐに誘った。その福岡のライブは、元々178ながのさんがいるmicemohee企画で、ながのさん、魚座やカーリーズを観に行く事が目的で前日入りしたんだけど、その日たまたまミワさんがライブだったので久しぶりに観に行ったんだった。
トキノミノルはカーリーズのふたりとトゥラリカのふたりのバンド。前にオルグでイベントをした時がカーリーズの解散と重なっていて、新たな事を始めるのは何となくわかっていたので「誰かが呼ぶ前に誘いたい!」と思って。5月の解散後初めての名古屋ライブにも行った。
danro・トキノミノルと合うのは誰かなーと考えていた中で、以前に何度か出てもらった事があるし、若手ともマッチしそうなpocopenさんとミックスナッツハウスを誘う。さかなやpocopenさんが出るとイベントが引き締まるような印象があるし、いつもそうでなきゃいけないんだけど、「しっかりしなきゃ!」と自分にプレッシャーをかけるような大きな存在。
ミックスナッツハウスは2012年秋に下北440でカーリーズを誘ってイベントが決まっていたけどメンバー急病もあってキャンセルになってしまった経緯があり、それを仲介したのが俺だったので個人的に組んでみたかった。
当初は4組でやる予定だった。GW前に中野のバーで名古屋から東京観光に来ていたピーターフォークの小林さんと偶然知り合い、東京でライブしたことが無かったと言う話を聞いてシークレットクロージングアクトで出演してもらうことになった。音源は持ってるので聞いたことはあった。
俺のイベントに東京以外のバンド・シンガーが出ることが多いのは何となく浸透している(気がする)が、実際に知り合った色んなひとが東京でライブするきっかけになればいいと思うし、普段東京で頻繁に開かれているライブをラプソディでしてもあまり面白みはないかな。。とよく考えている。
フライヤーは3月に続きtommyさん。俺はこの人が描く絵がとても好きなので、演奏する事だけでなくイラストもお願いしてしまったのである。。ほんとに感謝してます。
最近の俺のペースだと企画組んで、半年位で当日という流れ。6月はじめには出来上がってた、今まででいちばん刷ったフライヤー1500枚。いろんな人が「かわいいねー」とお褒めの言葉をくれた。ただ4~7月は仕事がかなり忙しくライブハウスでのチラシ配りがあまり出来なかったのが反省点。でも、林さんがわざわざうちの近くまで取りに来てくれたり、うれしかった。ありがとう。
そして当日、オルグに入ると既にdanroのふたりが居て、ビールを空けていた。何となく予感はしていたけど、出演者に買ったコーヒーをdanroだけお酒にして正解だった。
少し遅れてピーターフォークがやってくる。名古屋から重い荷物を持ってきてくれた。
続いてトキノミノル。pocopenさんがなかなか現れない。どうやら道に迷ってしまったようで、街中まで迎えに行く。こんな経験は始めてだった(笑)少し時間に余裕があったので念入りなリハのミックスナッツハウス。顔ぶれで楽しくなりすぎた俺は酔ってしまう。少し飲んでいたので...
本番が始まる。トップのミックスナッツハウスはスタジオでの練習を見ているかのような近さで、圧倒される。みんな演奏がうまい。お酒の席でリクエストした「鳥獣トゥナイト」もやってくれて嬉しかった。何度も見てるのに初めてライブで聞いた気がする。トキノミノルは基本的にはtommyさんのソロ音源をバンドで演奏しているけど、音源が宅録なのでバンドでのライブだとかなり迫力があっていい。pocopenさん、やわらかくて、あたたかい春の日差しの様な演奏は会場の空気をやさしく包み込んでいた。ソロでしか聞けない「プルーニングシェアー」が大好きで、今のところ毎回やってくれる。音源でも聞きたいな。danroはこの日いちばんの爆音でイベントを引き締めてくれた。それにしてもミワサチコの弾くエレキギターは本当にかっこいい。90年代を通過してきた音。そしてピーターフォーク、アコースティックギターと木琴、danroに負けてない。URCなんかを想起させるフォークソングもあるし、ファンキーな歌声もよかった。curlyさんはバンド・デュオで二回出演してくれた。立ち姿がアリソンスタットンみたいで、格好よかった。
予約アドレスを設けてみたはいいもののゼロで落ち込んでたけど最終的に動員は30人くらい。数字ではわからないけど、会わなくなってしばらく経っていたひとが初めて会う人を連れてきてくれたり、嬉しくて個人的には楽しすぎた夜だった。飲みすぎ注意。

場内音楽&各出演者のセットリスト
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SE1.「A Raincoat's Room」Swell Maps
SE2.「Lee Remick」The Go-Betweens
SE3.「Uh-Oh,Love Comes To Town」
SE4.「=常緑樹」tepPohseen
SE5.「Take Me Slowly」Secret Shine
SE6.「Machine Gun」Slowdive
SE7.「アイドルを探せ」岡崎友紀
SE8.「Forever」The Hit Parade
SE9.「Sleep The Clock Around」Belle&Sebastian
SE10.「夏のつぐない」山田マキ
SE11.「ファースト・デイト」岡田有希
SE12.「瞳いっぱいの夏」Qlair
SE13.「Lipstick On Your Collar」The Roosters
SE14.「ルート・涙・セブンティーン」かとうゆかり
SE15.「セシリア・Bの片想い」山瀬まみ
SE16.「シーズンオブラブ」スタンド
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ミックスナッツハウス
1.サンチョーメ・サンセッツ
2.河童の名探偵
3.桜の集い
4.おまつりハウス
5.鳥獣トゥナイト
6.蒸し暑い中華街
7.ワカメとメカブのうた
8.a-look-love
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SE17.「きらきら」NAV KATZE
SE18.「Olive Oil」Happy Mondays
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トキノミノル
1.ファジィ・ネーブル
2.
3.ピンクのジュース
4.なでしこ
5.PLAY
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Elvis Costello / Bill Frisell 「Deep Dead Blue」をかける~
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pocopen
1.やさしい紫の空
2.ミスタースィーダー
3.プルーニングシェアー
4.メルシーネイバー
5.ユキヤナギのうた
6.風の吹く丘
7.FAN
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SE19.「サーフズ・アップ」ザ・ムンズ
SE20.「All I Really Want To Do」Mc Coys
SE21.「夜のかなたで(live)」Nipltes
SE22.「ラブソング2000」ザ・ムンズ
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danro
1.よるのそら
2.i hope
3.コップの中に
4.orange
5.fgi
6.静かなメロディ
7.space
8.blue
9.うわのそら
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SE23.「恋のからくり」ヒロシ(Hiroshi,Kaxuo&Youji)
SE24.「あまいゆめ」THE WATTER
SE25.「Mrs.Band Jack」リトルハヤタ
SE26.「真夏の出来事'99」羅針盤と平山みき
SE27.「Drive All Night(Club-Mix)」The Roosters
SE28.「涙の茉莉花LOVE河合その子
SE29.「ねずみ算がわかりません」ねずみっ子クラブ
SE30.「Love Again」須藤薫
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ピーターフォーク(closing act)
1.ピーターフォークのテーマ
2.たぬき
3.めがね
4.えんがわさん
5.いずみさん
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SE31.「夢かもしれない」伊藤智恵理
SE32.「ひまつぶし人生」エレファントカシマシ

Rhapsody vol.27

vol.27 2013.07.12(fri) Live Bar harness(阿佐ヶ谷)
加藤義明(ex.村八分)/大塚久生(ニーネ)/加納良英(andYoung...)

昔からロックアルバムのディスクガイド本が好きで、アー写だったり、記事を読みながら「どんなバンドなんだろう」と興味を持ってレコード屋に駆け込む。村八分「ライブ」もそうして出会った一枚だった。それからだいぶ経って、小さなライブにも足を運ぶ様になり、思ってもいなかったところから「ライブ」でギターを弾いていた加藤さんと知り合う事が出来、お誘いしてイベントを組んだ。村八分は90年代前半にバンド活動が終わってしまったのでもちろん観た事はない。(※2010年のvol.15に出てくれたCracks & Rabbitsのkoba-yangさんは90年代村八分のギタリストだったりする...)
イベントをお誘いするのに電話をしたり、イベント一週間前に高田馬場のルノアールで話をしたりと、今までと違うコミュニケーションの取り方が面白い経験になった。
大塚さんと加納さんは初めてハーネスでライブをすると言う事で、今後につながればと思って誘った。

終盤のセッションは当初リハで軽く合わせる予定だったけど、個人でのリハが長引いてしまったのでぶっつけになった。内心相当焦っていたけど、加藤さんの「セッションなんてリハしたってしょうがないよ」とのアドバイスを受けてハッとした。
動員は12人。ちょっとアピール不足だったか、見る側にはちょうどいい具合だけど。

場内音楽&各出演者のセットリスト
この日のSE はKinks「Something Else by the kinks」と「Live At The Kelvin Hall」が2in1になったアルバム。ハーネスに行く前に200円で買った国内盤。

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大塚久生
1.何も考えていないわけじゃないよ
2.いい人が歌ういい歌
3.約束
4.七年ぶり
5.風向き
6.天気読み(小沢健二)
7.花のような一日
8.海へ
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加納良英
1.PLAYBOY
2.Restaurant
3.フルムーンフィーバー
4.自作自演
5.キャット・ア・ニャンダフル・ワールド
6.spotlight
7.月夜の魔法
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加藤義明
1.くたびれて
2.ジャックを待ちながら
3.ぐうたら息子
4.水たまり
5.Dark Side of the Street(Dan Penn)
6.夢うつつ[with 大塚久生(electric guitar),加納良英(acoustic guitar)]
7.銀の月[with 大塚久生(electric guitar),加納良英(acoustic guitar)]
ec.ゆりかごの歌

Rhapsody vol.26

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vol.26 2013.03.16(sat) 南池袋ミュージック・オルグ
割礼/魚座(from北九州)/双葉双一/都市レコード

前年秋に魚座が久しぶりの東京ツアーをして、連日いいライブをしていた。七針でのソロを観に行った時、藤井さんに話を持ちかけた。
彼は「都市レコードと対バンしたい」と言っていたので、その二つを中心に考えていたイベントだった。
割礼と双葉双一を誘ったのはミュージックオルグでのライブ経験が今までなかった事と、イベントを組んでいる時期ちかくにリリースした作品が素晴らしかったので。
強烈な出演者も揃って、宣伝方法をどうするか考える。
このイベントはTwitterかフライヤーの配布等でしかしていないので、フライヤーについてはインパクトあるものにしたかった。
この回描いてくれた(元)カーリーズのtommyさんは、音楽家としてもすごく好きであると共に、描いている絵がかわいい事を知っていたのでお願いした。期待以上に素晴らしくかわいかったので感動した(笑)
また、設置させてくれたレコード屋さんもフライヤーやイベントについてtwitterで触れてくれたり、今までにない感じだった。
宣伝しつつも、前日はカーリーズの解散ライブがあって仕事終わりに名古屋へ駆けつけてそわそわ、感動的なライブを観て、元気をもらって夜行バスで帰宅。あまり眠れなかった。
ミュージックオルグでイベントするのは二度目だった。同じ年の店長と柔軟性のあるPAさんがいるからか、とてもやり易い。
本番は春にベストと新譜を出す、都市レコードから始まる贅沢な夜、双葉さんは座って演奏するのは珍しい(らしい)、魚座は急遽サポートのドラマーさんが叩いてくれたんだけど、熱い感じが増していてよかった。割礼は何度か出てくれた中で一番濃縮なセットリストだった。
当日は都内各所でいいライブイベントが多くて動員が少し気がかりだったけど、蓋を開けてみれば大盛況で嬉しかった。
こういう時にどうしたらお客さんが観やすくなるかは結構考えていたつもりだけど、もっともっと考えないといけないかも知れないな。
動員70人くらい。

場内音楽&各出演者のセットリスト
SE 1.「Take The Skinheads Bowling」Camper Van Beethoven
SE 2.「SUNNY」シャムキャッツ
SE 3.「涙のステップ」須藤薫
SE 4.「憧れ」岡田有希子
SE 5.「Luka」Suzanne Vega
SE 6.「闇と遊ばないで」NAV KATZE
SE 7.「プラトニック」カーリーズ
SE 8.「Empty Hatred」ストロオズ
SE 9.「きみにアゲルはずだった恋の唄」ザ・ムンズ
SE10.「お葬式へ行こう」ニール☆UMA
SE11.「こんな夜」前野健太
SE12.「天気予報(live)」さむつらす
SE13.「しらけちまうぜ」小坂忠
SE14.「フレンズ」エコエコサイクルズ
SE15.「かわいい悪魔(live)」Niplets
SE16.「20円追加(live)」portcuss
SE17.「どこへゆく」ザ・ドクロズ
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都市レコード
1.思い出-群青-
2.起きよう
3.紅い雨
4.バイバイさよなら
5.うけとめたレモン
6.もしもあの日雨が
7.笑いを
8.別に届かなくても
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SE18.「Straight Up & Down」The Brian Jonestown Massacre
SE19.「Burning Airlines Give You So Much More」Brain Eno
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双葉双一
1.ドラムレディ
2.仮病
3.隣人
4.そいつはいつか化け物になるぞ
5.灰皿の灰
6.マイ・フォトグラフ
7.最初のお別れ
8.トゲ
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SE20.「My Lonely Sad Eyes」Them
SE21.「My Love My Love」ザ・ムンズ
SE22.「BLUE BLUE」おとぎ話
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魚座
1.夜
2.夜の奥
3.神社めぐり
4.新喫茶店旅行
5.おとぎの国
6.本を読まなくちゃ
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割礼
1.光輝く少女
2.海のあの娘
3.革命
4.リボンの騎士
5.ゲーペーウー
ec1.風
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終演後はBEATNIKS「ちょっとツラインダ」、小坂忠「ほうろう」、
佐野元春「VISITORS」、カーリーズラストライブなど

 

Rhapsody vol.25

vol.25 2012.12.15(sat) Live Bar harness(阿佐ヶ谷)
エコエコサイクルズPIN/田島章年(poetic landscape)/冷牟田敬(paradise,昆虫キッズ)

ソロ・シンガー、割礼のベーシストとしても活躍している鎌田ひろゆきさんが開いた阿佐ヶ谷のバーでやったイベント。
エコエコサイクルズとpoetic landscapeは90年代半ばによく一緒に対バンしたり、ツアーに出ていたようで、この二つが見られるから来てくれた人も多かった。ライブ前のリハが終わり、山田さんと田島さんがシールドをつないでいないギターでセッションをし出した。まるでチャーとチャボのように。会場で流れるフライング・ブリトー・ブラザーズに合わせて二人で演奏していた。
paradise・昆虫キッズで活躍している冷牟田さんは初めてのソロライブ。前から彼のギターは好きで、ソロでライブをしたらどうなるんだろうと興味を持って誘った。同じ事を思っているファンも多く、彼だけを観にきた人もいた。
ハーネスは基本鎌田さんが一人で受付をして、ドリンクを作って、セッティングの準備を手伝う場所。開場前、予想以上にお客さんが来る事が判ったので、俺は受付とドリンク補助。
冷牟田さんのソロはイメージ通り、歪ませ方だったり、バンドで歌っている曲だったり、氷細工のような美しさがある。
田島さんのギターの音も、冷牟田さんと似たベクトルだけど、25年ぐらい先輩だと思うので(笑)、ベテランにしか出せない深みを感じた。
山田さんも前出のふたりに続いていたからかやや緊張気味だったけど、アンコールの「フレンズ」とうしろゆびさされ組のカバーが勢いがあってよかった。
この日の場内音楽は途中からアイドルばかり。終演後、田島さんは「今日の選曲は山ちゃん(山田さん)ぽかったね」と笑いながら言っていた。
自然とそうなったんだけどね(笑)
動員25人。満員だった。


場内音楽&各出演者のセットリスト
SE 1.「Sing Me Back Home」The Flying Burrito Brothers
SE 2.「Dancing At Whitsun」Stone Angel
SE 3.「Sleeping Bag」Beck
SE 4.「In The City In The Rain」The 6ths
SE 5.「Love Songs on the Radio」mojave3
SE 6.「Shock Me」Red House Painters
SE 7.「I Love You」Brian Jonestone Messacre
SE 8.「How deep is your love」bice
SE 9.「Too Far Gone」Emmylou Harris
SE 10.「Sad Vacation」Johnny Thunders
SE 11.「Summertime」Ringo Deathstarr
SE 12.「Planet Love」The Dylans
SE 13.「Nercy Seat」Ultra Vivid Scene
SE 14.「想い出のサマー・ドリーム」パティ足利
SE 15.「Southern Nights」Allen Toussaint
SE 16.「丘を越えて」矢野顕子
SE 17.「Happyend」かせきさいだぁ
SE 18.「Shadow Dancing」THE 東南西北
SE 19.「シーサイド・ドリーム」つちやかおり
SE 20.「Dreaming girl-恋、はじめまして-」岡田有希子
SE 21.「涙の茉莉花(ジャスミン)LOVE」河合その子
SE 22.「涙のペーパームーン」石川秀美
SE 23.「微熱かナ」伊藤麻衣子
SE 24.「4月列車」杉浦幸
SE 25.「地上に降りた天使」水谷麻理
SE 26.「家を出た」ポテトチップス
SE 27.「海」藤井邦博
SE 28.「私のブルース」加地等
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冷牟田敬
1.drawing
2.Pianist
3.煌々星
4.falldance
5.シンデレラ
6.長い一日(パラダイス・ガラージ)
7.KISS
8.moonlight collecter
9.光る夜
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田島章年 
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
------------------------------------------------------------------------------ 
エコエコサイクルズPIN
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
ec1.フレンズ(平山三紀)
ec2.ピタゴラスをぶっとばせ(うしろゆびさされ組)

Rhapsody vol.24

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vol.24 2012.09.02(sun) guest shibuya
大塚久生(ニーネ)/加納良英(andYoung...)/酒井泰明(moools)

前日の「vol.23」に続き二日連続の開催。
ニーネ、andYoung...、mooolsは俺が今も行っているようなライブハウスに通うようになってから影響を受けた三組。みんな同世代。
2008年にニーネ企画でmooolsとのツーマンがあって二つのバンドの間に加納さんがソロライブをしたこともある。
一人40分位の持ち時間だったにも関わらず、みんな1時間ずつやっていた。和気あいあいとした夜。カバーソングをやるようお願いはしてなかったけど、みんな素晴らしい曲を聞かせてくれた。
いつの日かバンドでスリーマンライブを企画したい。

この二日間激しく飲んでいたので滅多にひかない風邪になる。
動員は25人くらい?満員だったと思う。

場内音楽&各出演者のセットリスト
この日のSE はTelevision Personalities「PRIVILEGE」、Vic Godard & The Subway Sect「What's The Matter Boy?」の二枚。
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大塚久生
1.endless_summer
2.何度もの冬の嵐にも絶えて切り抜けてきた木
3.タイムマシーン(川本真琴)
4.恋歌師(菅原洋一)
5.広美
6.Autumn Almanac(The Kinks)
7.夏の終わりのまだ暑い昼
8.宇宙旅行
9.サマーメロディ
10.夏休みは終わりだ
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酒井泰明
1.花言葉
2.少女の夢(Rosa Luxemburg)
3.バイトやめると言ってきな
4.三番目に大事なもの(RCサクセション)
5.新しい夜明け
6.Sad Vacation(Johnny Thunders)
7.お墓
8.分水嶺(イントロだけ)
9.モチーフ返し
10.トイプードル
11.友よこれがエルオーブイイーだよ(?)
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加納良英
1.PLAYBOY
2.三分後の世界
3.コーンフレーク
4.NO FUN(IGGY POP)※猫ヴァージョン
5.キャットアニャンダフルワールド
6.関白宣言(さだまさし)※一瞬だけ
7.NEW MORNING(加地等)
8.月夜の魔法
9.UNDERSTAND
10.HAPPY(The Rolling Stones)※結婚パーティー用
ec.堕ちた天使

 

Rhapsody vol.23

f:id:rpsdymizuniwa:20130329231149j:plain(フライヤー) f:id:rpsdymizuniwa:20130404171506j:plain(配布CDR※80枚くらい製作)
vol.23 2012.09.01(sat) 南池袋ミュージック・オルグ
andYoung...(大阪)/ザ・ドクロズ(京都)/178(福岡)/カーリーズ(名古屋)

 「Rhapsody vol.23」来場者配布音源※全曲未発表
      1.Naked(live)/andYoung...
      2.ふりきれメーター(live)/ザ・ドクロズ
      3.ばらの花/178
      4.スローモーション(demo)/カーリーズ
      mastering:Captain Mirai

全出演者が東京以外の場所から集った夜。
ミュージックオルグでイベントをするのは初めてだった。何か強烈なインパクトを残す夜にしたいな、と思ってやった回。
この年の春、178「部屋のあかり」、カーリーズ「エチケット」と言う二枚のキュートなインディーポップアルバムをよく聴いていた。二組とも以前にオファーを出しかけた事があったものの、実際にライブをちゃんと観た事がなかったので、実行せず自分の中に閉じ込めていた。せっかく素晴らしいアルバムを発売したんだし、東京でライブをしてもよいのでは、と思い切って誘った。
この二組を中心に合いそうなバンドを思い浮かべていたら、まずは京都のドクロズ。彼女達は一度このイベントに出演が決まっていてキャンセルになった事があったのと、178(micemohee)と何度か共演している事を知っていたので。そして大阪のandYoung...。これはドクロズとandYoung...が好きな俺が東京で一緒にやっているのが観たかったから。4組が揃うまではそう時間がかからず、すんなり形になっていたと思う。
ただ、出演者に東京のバンドがひと組もいない事には集客面で若干の不安があった。そこで少しでも興味を引くよう、名刺代わりの特典CDRを配布しようと決める。
CDRは当時未発表の音を収録してもらうことを条件にお願いした。あがってきた音源の順番は、当日の出演順(カーリーズ、178、ドクロズ、andYoung...)と同じだった。
最初にもらったカーリーズは「スローモーション」と言う曲のデモ。「エチケット」収録曲に負けず劣らずの切ないポップソング。後に7inchEPとして発表された。(2013年4月発売)
178は「ばらの花」。この曲は彼女の別バンド(micemohee)で演奏している曲の弾き語りテイク。一度だけ観たライブ(2010年、藤井よしえさんのイベント)でこの曲をやっていた。ドクロズは代表曲「ふりきれメーター」の青山でのライブテイク。andYoung...は冬に発売予定のライブ盤から「Naked」を先行して提供してくれた。
ライブ当日、andYoung...とドクロズのふたりは一緒に高速をぶっ飛ばして、178長野さんは飛行機で、ドクロズのヅマちゃん、カーリーズは新幹線で東京へ集まる。この時点でわくわくする。かなり巻きでリハを終えて、緊張の1時間を過ごして、いざ開場となると結構たくさんの人が来てくれた。最初のカーリーズは、どうしたらこんな風に音が鳴らせるのかと言うくらいまっすぐで、みんな演奏を思いっきり楽しんでいる。東京で観た事のない、最強のバンドだった。178は長野さんが持つソングライティングの良さ、福岡で愛され続けている理由がわかる、和やかな時間だった。ドクロズは音が尖っているし、MCもつんけんしているようだけど、その裏にはかなり愛があって好きだ。ドクロズファンのひともみんなノリがよくて、すごく好き。最後にリクエストしていた「思うがまま」も演奏してくれて嬉しかった。andYoung...は貫禄の大トリ。アンコールにやってくれた「spotlight」はみんなの心に響いていたんじゃないかな。
オールナイト公演があって近所で打ち上げ。よくよく考えたら出演者はandYoung...加納さんと村上さん以外全員女子だったんだよね。楽しい女子会打ち上げでした。
ちなみに、今回のフライヤーはまんが家の奥田亜紀子さん。彼女とも知り合ってだいぶ経つ。イベントのイメージに合った、キュートなフライヤーを作ってくれて嬉しかった。
忘れられない夏の一日になった気がした。動員60人くらい。

場内音楽&各出演者のセットリスト
SE 1.「御七夜の夢」Nav Katze
SE 2.「オレンジ色の恋」チエコ・ビューティー&ピアニカ前田
SE 3.「だいじょーぶ」いとうせいこう&Tinnie Punx
SE 4.「午後のパノラマ」かせきさいだぁ
SE 5.「渚のONE-SIDE SUMMER」大江千里
SE 6.「友人のふり」岡村靖幸
SE 7.「泣いてないってば」裕木奈江
SE 8.「ゆりかご」Nav Katze
SE 9.「泣く星」アポロチーム
SE 10.「ゲット・オン・ベイビィ」The Camps
SE 11.「海」魚座
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カーリーズ
1.初恋
2.ペパーミントキャンディ
3.Boys&Girls
4.キャラメルマキアート
5.魔法
6.プラトニック
7.ハートビート
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SE 12.「下ろしたて靴、嫌な光だ」Field
SE 13.「チョコレート」ライスボウル
SE 14.「真夏の夜の事」初恋の嵐
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178
1.おとぎ話
2.部屋の明かり
3.ゾンビ
4.この心は
5.we are young
6.だんだん分かった
7.ところで、
8.ありがとう、さようなら
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SE 15.「10-5-60」The Long Ryders
SE 16.「My Little Red Book(live)」Love
SE 17.「台湾経由」エコエコサイクルズ
SE 18.「ボニーとクライドのバラード」Sheena & The Rokkets
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ザ・ドクロズ
1.ふりきれメーター
2.しみったれてる
3.太陽が届かないところ
4.心のしくみ
5.セブンゴッズ(JB)
6.恋のドライブ
7.思うがまま
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SE 19.「West Broadway」Dean Wareham
SE 20.「Girl Go(LA)」The Jazz Butcher
SE 21.「40 Days」Slowdive
SE 22.「SMILE」おとぎ話
SE 23.「アメリカ」シャムキャッツ
SE 24.「渚」シャムキャッツ
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andYoung...
1.Naked
2.PLAYBOY
3.EASY?(簡単な事だけど)
4.Rock'n Roll
5.image
6.Restaurant
7.HAKOBUNE
ec.Spot Light
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SE 25.「Cake」Yumbo
SE 26.「Honey I Sure Miss You」Daniel Johnston
SE 27.「I love You」micemohee
SE 28.「She's So Out Of Touch」Slaughter Joe
SE 29.「It's Been So Long Since I've Smiled Because You're the Only One Who Can Soothe The My Mind」Drop City